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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年11月21日 リマ 山内英生

ペルー:Humala大統領、Minas Conga金プロジェクト等鉱業の支持を表明

 2011年11月17日付け地元各紙によると、ペルーHumala大統領は、Apurimac県、Ancash県、Cajamarca県等国内各地で反鉱業運動が展開されていることに関して、「政府はデモ隊等いかなる方面からの最後通告や脅迫は受け入れない。ただし、対話にはいつでも透明性と謙虚さをもって応じる所存だ」と述べた。更に、政府として地域社会やその資源を保護する義務を負う一方で、産業も守るべきであるとの方針を示した。
 更に、同大統領は、現在水資源の枯渇と汚染を危惧する住民らによって反対デモが行われているMinas Conga金プロジェクト(Cajamarca県)について、同プロジェクトによって現政府の推進する平等社会の実現に必要な財源が生み出されることから、同プロジェクトはペルーにとって重要であるとの考えを示した。また、「水資源の保護を取るか、金鉱床の開発を取るかという二極的な考え方でなく、両方を取ることが理性的な立場だ」と述べた。更に、同プロジェクトの環境影響評価(EIA)は前政権によって既に承認されたものであるとしつつも、現政権はこのEIAを改善するため、反対派の水文地質調査内容の明確化を依頼すること等が考えられるとして、政府はCajamarca県の住民に対する水資源の供給を保証すると述べた。また、ペルーは根本的に鉱業で成り立っており、現政府の方針は、鉱業は一部ではなく全ての国民に利益をもたらすべきであるというものであり、決して鉱業に反対するものではないとの考えを示した。
 一方、ペルー鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のMartinez会長は、政府の社会争議に対する積極的な取り組みは、この数週間に拡大した鉱業界や投資家の不安や懸念を払拭するだろうとコメントし、Humala大統領の方針を支持する立場を示した。

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