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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年12月9日 調査部 渡邉美和

中国:川下産業で銅の実需量、減少傾向か

 現地メディアは、中国の銅実需量の今後の傾向について減少を示しているとの見方を示した。
 銅地金の輸入量は継続的に増加し、2011年10月の銅の見掛け消費量も連続して小幅上昇している。だが、現時点で、この見掛け量と実際の需要量は相反しているように見える。中国経済の成長が鈍化している中で、銅の実需が減少することは大きな問題となる。
 10月に発表された統計では、国内の精銅生産量と銅加工材の生産量は共に減少を見せた。2011年末に際しての在庫量はまだ明らかになっていないが、銅の川下産業での需要は全体的に下降し始めている。川下の主要な銅を消費する産業の状況を見ると、10月では、自動車、空調、変圧器、電線ケーブルなどで生産量が連続して低下している。電力の投資はこれまでも多く、2011年H2にピークに達した。電線ケーブル生産量もこれまでこれを映して明らかに大きくなっていたが、稼働状況から既に2カ月連続して下降局面を見せている。調査によれば、電線ケーブル製造業の10月の稼働率は90%から80.7%に低下している(注;前月9月の90%から10月には80.7%になったとの意か)。各種の数値が既に2011年H2の国内銅需要量の低下を示している。

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