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ニュース・フラッシュ

鉱種:
パラジウム レアメタル
2011年12月12日 モスクワ 大木雅文

ロシア:2012年は世界市場でパラジウムが不足とNorilsk Nickelが予想

 2011年12月2日付け現地報道によると、Norilsk Nickelのアントン・ベルリン・マーケティング部長は、2012年はロシアからの供給激減に伴い、世界市場でパラジウムが不足すると予想している。
 ロシアのマスメディアが、2012~13年にロシアが輸出できるパラジウムは約4.3 t(約15万oz)/年と非常に少ないと報じたことに言及したものである。同部長は、「2012年に市場ではパラジウムが不足する。ロシアの国家備蓄というキーファクターが現在、消えつつある」と述べた。
 ロシア財務省筋は2011年5月、国家貴金属・宝石備蓄機関(ゴフラン)には2012年も輸出を継続できる十分なパラジウム備蓄があるとしていた。同時に、ゴフランが保有するパラジウムの一部は商品化に向かないとも報じられていた。ゴフランは、こうしたパラジウムを「商品化できる状態にするため」再精錬を計画している。ゴフランはパラジウム備蓄量を開示していない。ところが10月になって財務省筋は、2012~13年のロシアによるパラジウムの輸出可能量は4~4.5 t(14万1,000~15万9,000 oz)/年で、その後さらに減少もしくは輸出中止となる可能性があると伝えた(2011年10月14日付け報道(ニュース・フラッシュNo.11-42)を参照のこと)。
  非公式データによると、ゴフランによるパラジウムの年間輸出量はかつて50 tに達したが、ここ2~3年は25 tレベルまで減少している。

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