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ニュース・フラッシュ

2011年12月19日 ロンドン 小嶋吉広

エチオピア:第2回アフリカ鉱山大臣会議がAU本部にて開催

 2011年12月12~16日、AU(アフリカ連合)主催による第2回アフリカ鉱山大臣会議がAU本部(アディス・アベバ)にて開催された。会議にはAU加盟各国や国連アフリカ経済委員会(UNECA)、アフリカ開発銀行(AfDB)等が参加し、「アフリカの採取産業における持続可能な未来。ビジョンからアクションへ」をテーマに、鉱物資源開発による経済成長の実現及びミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向け、鉱物資源分野における資源管理、インフラ投資、環境、人材育成等について話し合われた。
 2009年に開催された第1回会議では「Africa Mining Vision」が採択され、経済成長における鉱物資源開発の重要性について認識共有がなされた。その後AU及びUNECAは「Africa Mining Vision」をより具体化させるべく、特別の研究会を発足させ検討を行ってきたところであるが、その検討結果が報告書「Minerals and Africa’s Development」として本会議で発表された。同報告書は、現在の金属市場の動向、中国やインド等の新興国による投資動向、採取産業における透明性向上の潮流、アフリカにおける資源に関連する各種インフラの開発可能性などを分析し、資源開発による利益を極大化させるための方策について提言を行っている。
 今回の会議では、この提言に基づき、「Africa Mining Vision」の実現促進に向けた行動計画が新たに採択された。行動計画では、ロイヤルティ等の歳入の適正管理、地質や鉱山情報の整備、人材育成、環境、インフラなど9分野について具体的な取り組みが規定されている。
 AUはアフリカ53か国・地域が加盟する世界最大の地域機関であり、アフリカにおける政治的、経済的、社会的統合の加速化と平和・安全保障・安定の促進を目的としている。2010年には「アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)」を統合し、今後、開発分野においても重要な役割を期待されている。2010年8月、日本とAUは、「日・AU協力強化に関する共同コミュニケ」を発表し、同コミュニケにおいてAUはTICADの共催者となることも謳われている。

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