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ニュース・フラッシュ

2011年12月19日 サンティアゴ 縫部保徳

アルゼンチン:氷河保全法の現状

 メディア報道によると、アルゼンチン雪・氷河・環境化学研究所(IANIGLA)は、氷河保全法で定められた氷河のインベントリー調査をいまだ実施中である。調査は氷河保全法が国会で承認された2010年10月から開始され、2011年3月には調査の遅れを指摘する報道がなされていた。また、同法に関し、周氷河地域(periglacial area)の定義についての議論も継続中である。周氷河地域の定義が法的にも科学的にも曖昧なため、鉱業活動を許可する場所と禁止する場所を指定する際に大きな問題となることが予想されている。
 アルゼンチンでは天然資源は州に帰属するとされていることから、鉱業活動を制限する氷河保全法は州の権利を犯すものとして複数の州で拒否されている。また、2011年6月にはアルゼンチン最高裁は氷河保全法が違憲であるかどうかの調査を行うことを決定している。

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