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ニュース・フラッシュ

2011年12月20日 シドニー 栗原政臣

豪:Newcrest社、PNG・Wafi-GolpuプロジェクトをめぐるHarmonyとの関係

 2011年12月15日の地元紙等は、豪州最大の金生産会社Newcrest Mining(以下、Newcrest)は、現在同社が50%所有するパプアニューギニア・Wafi-Golpuプロジェクト(資源量:金26.6 Moz(約827 t)、銅9百万t)を100%所有する意向はあるが、すぐにそのような事態になることはないだろう、と報じた。Newcrestは2008年にJVパートナーとしてHarmony Gold Mining(以下、Harmony)に招かれたばかりであり、Harmonyに対するいかなる敵対的な行動もNewcrestのJVパートナーとしての評判を傷つけることになるため、としている。
 このことから、NewcrestがWafi-Golpuプロジェクトを100%所有できる可能性は、Harmonyがプロジェクトを売却に出す場合か、Harmonyが開発費の権益分を負担できなくなった場合になるが、どちらのケースも起こりそうにない。Wafi-GolpuプロジェクトはHarmonyにとって最も良い資産であり、金価格の大幅な下落も考えにくく、権益分の支出は可能と思われる。
 NewcrestとHarmonyはパプアニューギニアにおいてMorobe Mining JVとしてHidden Valley金鉱山(2010年の金生産量100,232 oz(約3.1 t))を操業している。Wafi-Golpuプロジェクトは現在プレFS中で、2012年6月に半年遅れで完了予定となっている。
 パプアニューギニアでは、Michael Somare前首相の復職を決めた2011年12月12日の裁判所の判決に対して、12月13日にPNG議会の議長は現職のPeter O’Neill首相の正当性を主張した。このため、二人の首相が存在する事態となっているが、Newcrest等資源関係各社は事態を静観する構えを見せている。

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