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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2012年1月16日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Vale、大雨により鉄鉱石出荷に不可抗力宣言、鉄鉱石価格に影響も

 Valeによると、大雨によりブラジルMinas Gerais州、Espirito Santo州のSouthern System、Southeastern Systemでの操業ができなくなり、鉄鉱石出荷に支障がでたとして、2012年1月12日、不可抗力を宣言した。減産量は2百万tとされているが、Minas Gerais州ではValeの他、CSN、Namisa、MMX等の企業も鉄鉱石生産を行っており、ブラジルの鉄鉱石生産の70%を占めているため、鉄鉱石輸出に直接影響を与える可能性がある。Valeは、12月中旬よりブラジル南東部を襲っている大雨により操業レベルを下げていた。この大雨は、南米ペルー沖の太平洋の海水温の低い状態が続くラニーニャ現象によるもので、チリの旱魃、ブラジル中央部の大雨とその下流の洪水を引き起こしている。
 またブラジルと並ぶ鉄鉱石産出国の豪州でも、主要積み出し港であるPort Hedland港他が台風の接近及び雨季入りで閉鎖されており、今後こうした悪天候が続けば、世界の鉄鉱石の供給に支障が出て、鉄鉱石価格の上昇要因となる可能性があるとされる。ただし、主要消費地の中国は2012年1月下旬に春節を控え、消費が一段落するとの見方もされている。

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