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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2012年1月24日 シドニー 栗原政臣

豪:BHP Billiton社、2011年Q4生産量を発表、鉄鉱石は過去最高を記録

 2012年1月19日、BHP Billiton(以下BHP)は、2011年Q4(10月~12月)の生産実績を発表した。
 鉄鉱石は、WA州の出荷量が年換算1.78億tと過去最高となり、2011/2012年度(2011年7月~2012年6月)生産量予想は前回予想の1.59億tを僅かに上回ると修正した。年度下期(2012年1月~6月)はPilbara地域のサイクロン、計画保守整備及び進行中の拡張プロジェクトのために減産の見通し。
 2011年Q4のBHPの他会社の権益を含めた鉄鉱石生産量は前期比23%増の4,490万t、出荷量は4,360万tとなった。2011年Q4の銅生産量は前期比27%増の280,300 tとなった。しかし、銅価格の20%下落により2011/2012年度年間売上高は2億5,800万A$減となる模様。銅生産は、前期はチリEscondida鉱山でストライキの影響を受け、今期は豪州Olympic Dam鉱山で銅高品位部の採掘、及びフル操業に戻った製錬所の恩恵を受けた。さらにペルー・Antamin鉱山拡張からの最初の出荷によって回復した。
 2011年Q4のニッケル生産量は前期比8%増の38,400 tとなった。これはコロンビア・Cerro Matoso鉱山のフル生産及び豪・Nickel West Kalgoorlie製錬所における生産増のためである。
 2011年Q4の鉛生産量は前期比20%増(66,992 t)、亜鉛生産量は21%増(28,298 t)、銀生産量は19%増(1,090万oz)、アルミナ及びアルミニウムは各々6%減及び1%減(1,001,000 t及び313,000 t)、ウラン生産量は9%減(909 t)となった。
 この報告を受け、アナリストは、鉄鉱石に比べニッケル及びアルミニウム等のベースメタルでは価格は伸びていないため収益予想を当初の2011/2012年度200億US$から3%減の193億US$とし、別のアナリストは10%減の183億US$とした。この需要の落ち込みは欧州の政府債務危機に関連付けられるが、BHPは豪ドル高もニッケル及びアルミニウム事業に影響を与えていると指摘している。

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