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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年1月30日 ロンドン 北野由佳

南ア:政府による強制的な鉱山操業の停止、白金生産に悪影響

 白金生産大手のAnglo Platinum社(以下、Amplats)及びLonmin社はそれぞれ、2012年1月26日に2011年Q4の生産実績を発表し、南ア鉱山安全衛生法(the Mine Health and Safety Act)に基づく鉱山の強制的操業停止の件数が激増し、白金生産量に悪影響を与えたと発表した。同法の第54節により、鉱物資源省(DMR)の鉱山検査官は、怪我や死亡事故につながる可能性のある深刻な違反を発見した場合、鉱山の安全を考慮して強制的に鉱山の操業を停止する権限がある。Amplatsの報告によると、2011年に同社の鉱山で発生した強制的操業停止の件数は対前年比125%増の81件で、白金減産の原因となったとしている。
 また、Lonmin社は、2011年Q4に発生した強制的操業停止による生産ロスは対前年同期比128%増の17.7万tであったと報告した。Lonmin社は、DMRによる強制的操業停止は生産に影響を与えるだけではなく、鉱山操業の流れを乱すため、安全面でのリスクを高める危険性があるとして批判するとともに、「安全と持続可能な鉱山操業を損なうことなく安全衛生を向上できるような、より適切なシステム構築のため、DMRと協力する必要がある。」とコメントした。
 一方、主任鉱山検査官のDavid Msiza氏は、2012年1月27日、「白金産業界は第54節に異議を唱えているのではなく、損失日数を問題としている。」とコメントした。

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