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ニュース・フラッシュ

2012年2月6日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:鉱物資源高付加価値義務化に関する動向

 2012年2月1日付け各社報道によれば、インドネシア新鉱業法によって、2014年までに鉱石輸出を禁止し、国内での製錬・加工が義務付けられる、鉱物資源高付加価値義務化に関し、Hidayat工業相は、改めて、資源開発下流分野の産業育成のため、2014年までに同政策を推し進める方針であること強調し、2012年中に、関連する奨励政策及び非奨励政策を導入する見解を示した。非奨励政策としては、銅、ニッケル、ボーキサイトの鉱石・精鉱輸出税を例に挙げている。一方、業界団体であるインドネシア鉱業協会は、殆どの鉱山事業者は製錬技術を保有しておらず、下流部門への事業拡大も望んでいない現状を指摘し、その実施を延期すべきと主張している。また、同政策の拙速な実施は、同国鉱業の競争力低下を招き、今後の鉱業投資にも影響及ぼすと指摘する。
 このような動きの中、2月3日の報道では、これまでに着工、又は今後建設が計画されている主な製錬プロジェクトが以下のとおり紹介された。
 ・UAE政府企業によるアルミ製錬所建設:場所カリマンタン、投資額95億US$
 ・インド国営National Aluminium Coによるアルミ製錬所建設:場所東カリマンタン州、アルミ年産50万t、投資額40億US$
 ・露Norilsk Nickelによる銅製錬所建設:場所カリマンタン、銅年産40万t、インドネシアNusantara Smelting社とのJV
 ・インドCoal India社による原料炭・製鉄所建設:場所カリマンタン、投資額30億US$
 ・露Solway Groupによるニッケル製錬所建設:ニッケル年産5万t、投資額30億US$、2014年生産開始
 ・UAE Timexグループによるチタン・プロジェクト:投資額8.5億US$
 ・インドネシアIndosmelt社による銅製錬所建設:場所南スラウェシ、銅年産25万t、投資額5億US$
 ・インドネシアKartika Selabumi Mining Groupと中国Zhejiang Hua Guangによるニッケル製錬所建設:場所南東スラウェシKonawe
 ・国営Antamによる3フェロニッケル製錬所建設

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