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ニュース・フラッシュ

2012年2月11日 モスクワ 大木雅文

カザフスタン:2011年のウラン採掘量は9%増加

 2012年2月3日付け現地報道によると、2011年のカザフスタンにおけるウラン採掘量は前年比約9%増の1万9,450 tであった。同国は、2011年の世界のウラン採掘量(暫定データで5万5,400 t)の35%を占め、ウラン採掘量のリーディング・ポジションを維持した。
 国営原子力会社Kazatompromの2011年のウラン採掘量は子会社・系列会社の分も併せ1万1,079 t(世界のウラン採掘量の20%)。また契約に基づく需要家へのウラン供給量は1万399 t(世界の原子炉向け需要の約17%)で現行長期契約による2011年内の全義務は完全に履行されたとしている。
 2011年にKazatompromのウラン鉱山では多数の施設が操業を開始するなど進展が見られた。

・ Baiken-U社:ハラサン第2鉱区北ハラサン鉱床の初期施設(管理・生活関連、インフラ施設)

・ JV Akbastau社:年産1,000 tのブデノフスコエ鉱床第3鉱区の鉱山建設施設第1フェーズ

・ Semizbai-U社:年産200 tのセミズバイ鉱山第2フェーズ

・ Karatau社:ブデノフスコエ-2のウラン溶液精製工場が年産3,000 tに拡大

・ 2011年12月、クズロルダ州ジャナコルガン地区のSKZ-U社の硫酸工場で始動調整作業開始。工場の年産能力50万t。カザフスタンのウラン産業向け硫酸生産を2012年に開始予定。
 また2011年、Kazatompromは、多数の国際的な合弁事業に係る各種契約等を結んだ他、科学技術力を高め、ハイテク分野への事業多角化を通じて、国家の産業技術の革新・発展に寄与している。

・ 従来及び新規の需要家、特にElectricite de France(EDF)及び米国の複数の電力会社との間で多数の大型契約を締結した。

・ フランスのAREVAは、ウスチ・カメノゴルスクのウルバ冶金工場をベースとする核燃料集合体製造プラントの設立で合意した。

・ 中国核工業集団公司(CNNC)との間で調印された「原子力分野の戦略的協力協定」の一環として、2011年9月にカザフスタンから中国に燃料ペレットのテスト・ロットが発送された。12月には中国広東核電集団(CGNPC)の原子炉用燃料ペレットの製造・供給長期契約が調印された。

・ 東芝との間で、2011年9月にレアメタル及びレアアースの製品・材料の調査、開発、採掘、生産、販売を行う合弁企業「KTレアメタルズ社」を設立した。

・ 住友商事との合弁企業Summit Atom Rare Earth Company(SARECO)は、ステプノゴルスク市で年産能力1,500 tのレアアース・バルク精鉱生産のパイロットプラント建設に着手した。

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