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ニュース・フラッシュ

2012年2月13日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Petrobras、経営審議会でGracas Foster新社長を選任

 2012年2月9日開催のPetrobras経営審議会は、Maria das Gracas Foster女史を新社長とする議決を行った。正式就任は2月13日の予定。また、これとあわせて、役員2名の交代及び新たにDirectoria de Gestao Corporativa(社内管理・人事部門を担当。社長に直結した組織)の設置を決めた。新役員として、Jose Pormigli開発・生産担当役員、Alcides Santoro Martinsガス&エネルギー担当役員が就任する。
 Jose Pormigli開発・生産担当役員は、現在同社のプレサル担当部長で、生え抜きの技師。この人事はGracas Foster女史の指名によるものとされる。Pormiglisi氏は、所属政党はない。開発・生産部門は、同社の2011年から2015年にかけての投資予算1,275億$の57%を占める最重要部門である。Alcides Santoro Martinsガス・エネルギー担当役員は、現在同部門の部長職にあり生え抜きの技師である。これもGracas Foster新社長の指名による人選とされる。この部門は天然ガスの販売及び火力発電所の電力生産を担当し、同社の2011年から2015年にかけての投資予算の6%に当たる132億US$を占める。
 一方新たに新設された社内管理・人事部門担当役員にはEduardo Dutra氏が氏名された。同氏は、Petrobrasの元社長で、元労働者党(PT党)党首であった。Rousseff大統領が大統領選に立候補時のコーデネーターをしていた人物で、この人事は政治的指名である。当部門の新設は今後株主総会承認が必要とされる。
 地元紙報道によると、一度に多くの役員交代を実施すると、同社の82ある部長、次長レベルの交代も必要となり、今回は混乱を来たす恐れもあるため役員人事は今回は上記に留めた。
 しかし、留任するAlmir Barbassa財務担当役員は今後交代の可能性があるとされる。その他の留任する役員は、Jorge Luiz Zelada国際部門担当役員、Paulo Roberto Costa供給部門担当役員、Renato Duqueエンジニアリング部門担当役員である。なお、国際部門は最近の海外投資の削減により今後ステータスが低下するとみられている。

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