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ニュース・フラッシュ

2012年2月24日 調査部 渡邉美和

中国:国土資源部の2012年展望では「中国鉱業昇龍の年」

 中国国土資源部は2012年の中国鉱業の展望を示した。この内非鉄金属関連は以下の通りである。
 2011年から中国国内の非鉄金属産業の動向には変化が見られ、精製錬品の生産量の増加傾向は緩慢となったが、鉱産品と加工品は明らかに大幅な増加を見せた。2011年通年では10種非鉄金属生産量、3,400万tに達する見込みで、これは前年比8.8%前後の増加となる。だが、増加率は2009年の国際金融危機に次ぐ低さで、電解アルミの生産量が9.0%の成長に留まっている影響が大きい。
 中国国内の非鉄金属鉱山の生産量は明らかに増加を見せ、資源保障能力は高められている。一方、非鉄金属加工品の生産量は継続して大幅な増加率を維持している。中国の非鉄金属産業の産業構造変換は進行中で、粗放な拡大路線からバランスのとれた産業発展へ転換しつつある。更に特筆すべきは、レアメタル、レアアースの戦略的地位の上昇であり、優勢な資源価値が明らかになっている。2011年以降、主要なレアメタル、レアアースの利潤や輸出額は大幅な増加を示している。2012年もこの傾向は継続すると予測される。
 2012年を展望すると、国内の経済環境は依然として複雑である。しかし、世界の主要非鉄金属の需要は継続して適度な増加を見せている。世界の非鉄金属生産態勢は基本的には安定している。また、民間消費能力の上昇に伴い、中国国内の非鉄金属需要は新たな増加過程をたどっている。将来10年の中国の経済社会の発展は、非鉄金属産業に関して更なる高い要求が生じ、非鉄金属産業の発展の前途はこれからも有望である。

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