閉じる

ニュース・フラッシュ

2012年3月1日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Ferrous Resources社、IPOを計画

 メディア報道によると、2012年3月1日に就任したFerrous Resources do Brasil社(以下Ferrous社)のNicolato新社長は、鉄鉱山拡張のためにIPOにより資金調達を行う計画があると語った。同社の計画によると、2016年までに50億~60億US$の資本を投じて、同社がMinas Gerais州の5つの鉱山及びBhaia州にある鉱山を開発する。Nicolato社長は、CSNの鉄鉱石部門長、ValeのCarajas鉱山・鉄道・港湾部門長を勤めた人物である。
 Ferrous社は、Minas Gerais州の鉄鉱石四角地帯に5件、Bahia州に1件の開発鉱区を保有し、2014年に鉄鉱石生産量25百万t/年を目指して開発を進めており、2016年には62百万t/年まで拡張する。現在同社は、シンターフィードを生産しており輸出量は3.5百万t/年である。また、Minas Gerais州Viga市(同社鉱山のうち一つがある)とEspirito Santo州南部のPresident Kennedy市との間にスラリー輸送用パイプラインを建設するとともに、President Kennedy市に港湾を建設する計画もある。
 同社ではこれまで、Valeの元役員であるMozart社長が戦略パートナーを海外に求めてきた。2011年には一時、BHP Billitonが買収を計画しているとのニュースも流れた。Ferrous社は2008年にもIPOを試みたが、折からの経済危機で頓挫した経緯もある。同社によると、現在の経済情勢は2008年当時と異なり好転しており、President Kennedy市内及びパイプライン周辺に用地を確保している。

ページトップへ