閉じる

ニュース・フラッシュ

2012年3月19日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:政府、レアアース開発に向け予算準備

 ブラジル鉱山動力省は、レアアース資源の開発に向けた法規制、地質情報整備のために18.5百万レアル(約11百万US$)の予算を計上すると発表した。また、下院では、2012年中にレアアース資源開発に対する法規制について議論を行う予定である。ブラジルにはレアアースの資源ポテンシャルがあるものの、開発には、価格変動、分離抽出技術、環境問題(放射性物質)のリスクがあり、こうしたリスクをとる投資家が出てくるかどうかが分かれ目となるとの指摘もある。なお、ブラジルでは、2010年に、国内では65件のレアアース資源の探査申請が出されているが、それまでの5年間には全く申請は出されていなかったので、近年レアアース資源開発に関心が高まっているといえる。
 ブラジルには世界的なレアアース埋蔵量があるとされるが、具体的には、Vale(Minas Gerais州Patrocínio)とMBAC社(Goias州Araxa)が開発を検討している。ブラジルのレアアース資源賦存の有望地域としては、モナザイトを含んだ砂鉱床(Bahia州南部、Espirito Santo州)、Pitinga(Amazonas州)、Catalao(Goias州)、Sapucai do Sul、Araxaアルカリ岩帯、Tapirra、Pocos de Caldas、Sete Lagoas(Minas Gerais州)等がある。米国地質調査所(USGS)によると、ブラジルのレアアース資源量は約35億tとされているが、このうち29億tがMorro de Seis(Amazonas州)に賦存し、これに続いてValeがGoias州Araxaに保有する鉱区(資源量43.5百万t)とされている。

ページトップへ