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ニュース・フラッシュ

2012年3月20日 シドニー 栗原政臣

豪:資源税、上院を通過

 2012年3月19日、鉱物資源利用税(Minerals Resource Rent Tax、以下MRRT)を構成する11の法案が賛成38、反対32で豪州議会下院を通過した。MRRTは鉄鉱石及び石炭鉱山プロジェクトからの利益を課税対象としたもので、豪州の関連鉱山会社の上位約30に影響を与えるとされる。税率は30%だが鉱業への特別控除により実効税率は22.5%まで引き下げられる。
 財務省は、2010年にはMRRTから111億A$の歳入が見込まれるとしていたが、2011年11月には見積額は106億A$に減少している。財務相は、この減少の主な理由をterms of trade(輸出額と輸入額の比)の想定以上の下落としている。
 2012~2013年のterms of tradeは、以前の下方予想である3%から5.75%に下落すると予想され、財務相は2012~2013年度のMRRTによる税収を37億A$と見積り、2013~2014年度を38億A$、2014~2015年度を31億A$の計106億A$と見積もっている。MRRTは、2012年7月1日から導入される。
 Minerals Council of Australia(以下MCA)は、鉱山税関連法案について政府はMCAとの協議を反映させていない、と批判している。また、Fortescue Metals Group(以下FMG)は、大企業にとって不利な法案と批判した。
 AMEC(Association of Mining and Exploration Companies、200以上のジュニア探鉱・鉱山会社を代表するの団体)は3月19日の週末に財務相と話す予定とし、正式な声明は発表されていない。

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