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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ゲルマニウム レアメタル
2012年3月22日 調査部 渡邉美和

中国:雲南ゲルマニウム業の業績とゲルマニウム生産

 現地メディアは、雲南臨滄鑫円鍺業股份有限公司(以下「雲南ゲルマニウム業」と略)の発表した2011年業績と最近の動向を以下のように報道した。
 同社の2011年売上高は2.7億元(43百万US$)で前年比54%増加した。販売面では、ゲルマニウム鉱石売上高は前年比100%の増加。一方、外部調達原料が大幅に増加(2011年の外部調達量は12 tで前年比474%増加)したため、利益は売上高ほど延びてはいない。また、低品位鉱石の採掘も影響している。2011年の採掘ゲルマニウム品位実績は0.0363%で、2010年の0.0515%から低下した。2010年の自社採掘量29 tから換算すると2011年の同社の自山鉱採掘量は22 t前後となる。
 販売面から見ると、雲南ゲルマニウム業が販売したゲルマニウム量は26 tで2010年比4%減少した。その詳細を見るとゾーンメルティングによるゲルマニウムが依然として生産品の中心であり、売上に占める割合は65%に達している。販売向け先別では、赤外線用は2011年に利潤324万元、太陽エネルギー変換用の単結晶加工が利潤212万元となり、利益に貢献し始めている。一方、半導体及び光ファイバー向けは赤字を続けている。この内、光ファイバー用の出荷先である武漢雲晶飛社では光ファイバー原料となる年産30 tの四塩化ゲルマニウム生産ラインが2012年末に生産開始予定となっている。
 雲南ゲルマニウム業の2012年自山鉱の採掘量は2010年並みに回復すると計画されている。また、生産量としては自山鉱30 tによりゾーンメルティング製品24 tが計画されている。

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