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ニュース・フラッシュ

2012年3月26日 バンクーバー 大北博紀、片山弘行

加:ケベック州、天然資源開発投資促進に向けた2012~2013年予算案を発表

 カナダ・ケベック州政府は、2012年3月20日、2012~2013年予算案を発表した。発表された予算案のうち、鉱物資源に関する主なものは以下の通り。

・ 出資等の財政的支援により同州内の金属鉱業の開発促進に寄与することを目的にケベック州投資公社(Investissement Québec)の子会社としてRessources Québecを設立

・ 鉱山プロジェクトへの政府の財政支援資金を今後5年間で5億C$から10億C$へと倍増

・ 天然資源産業に対する税額控除率を削減(5または10%)。Ressources Québecによる資本参加支援を受ける場合は、削減される前の元の税額控除率が適用

・ ケベック州内での製錬業に対する投資への税額控除

・ Plan Nord(ケベック州北部投資計画)へ5,100万C$の拠出。そのうち1,000万C$は同州北部Nunavik地域への電力網延長の可能性調査に使用される。また、鉄鉱石積出港Sept-ÎlesからScheffervilleまでの鉄道を(鉄鉱山の開発が期待される)ラブラドルトラフ地域まで延長することについての経済性調査

 また、2012年3月26日付け現地報道等によると、本予算に対するQuebec Mining Exploration Association(以下、AMEQ)からの評価は賛否両論であると報じている。
 AMEQはResources Quebecの設立、1億C$を財源とするSOQUEMへの基金の創設、Plan Nordの履行、鉱業クラスターの設立などはケベック州鉱業界の利益になると賛成しているが、税額控除の対象となる経費を10%減少させたことに対しては失望している。AMEQの会長は「この動きが探鉱への個人投資を減少させ、探鉱のインセンティブを最小限にし、ケベック州の競争力を弱める結果になるかも知れない。」と述べている。
 協会は更に、提案された権利登録料及び更新料の25%引き上げがどのように使われるのか、また、Bill 14(自治体による探鉱禁止区域の設定)が与える州内の1,200自治体の探鉱管理権の影響に関心を持っている。

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