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ニュース・フラッシュ

2012年4月16日 調査部 渡邉美和

中国:消費財などで重金属汚染報道続く

 環境汚染への関心が高まっている中、最近、中国内報道では以下のとおり消費財での重金属汚染報道が多くなっている。

1. 保健食品「螺旋藻」(スピルリナ:Spirulina)で、市販されている8種の内6種で鉛含有量が食品基準を超過した。一部の上場企業での販売停止となっている。

2. 中国の民間団体は、任意に購入した市販の美白化粧品477種の23%で水銀が基準の1ppmを超えていたと発表した。環境保護部も調査開始した。

3. 福建省漳州市の婦人幼児保険院の調査によると、市内の幼児の多くで血中鉛濃度異常値前後か超過が見つかる。自動車排気ガスが原因ではないかと疑われている。

4. 児童生徒の使用するクレヨン、絵具などで鉛含有量が食品基準を超過した。

5. 蘇泊爾(Supor)社製ステンレス鍋でマンガン含有がステンレスの配合基準を超過した。これに対してマンガン析出懸念からの報道が続く。蘇泊爾は析出量は含有量と異なり、マンガンの析出基準が中国にないことからイタリア基準で確認して問題なしとしたが、対応が遅れたことと、関係者が「値段の高い鍋はマンガンが少ない」と答えたことなどで騒動が広がった。

6. 食品薬品用として使用が禁じられている工業用皮革を生石灰処理したゼラチンが原料となっていた薬用カプセルが河北省で販売されていたことが判明した。クロム量も安全基準値を超過。関係者は拘束された。

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