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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年4月19日 調査部 渡邉美和

中国:鉛蓄電池生産企業、今後60%が淘汰か

 現地報道によると、賽迪顧問有限公司(CCID Consulting)が最近発表した「中国電池産業の投融資と併合戦略研究(2012)」では、国家環境保護部門の産業構造転換の強化に基づき同産業に新参入又は参入継続に関する標準の程度が高められるよう変更され、これにより将来3年間で鉛蓄電池産業のメーカーは現在の三分の二が淘汰されるとの見通しである。現在のメーカー数約2,000社から考えると300社程度が生き残れるのみとなる。産業の集中度は高められることになる。
 また、3月1日に工業情報化部と環境保護部は「鉛蓄電池産業参入条件(意見を求めるための原案)」を公表した。賽迪顧問によれば、意見を求めるためのものにせよ、この原案が大きく変更されることはなく、恐らくは多くの鉛蓄電生産企業が生産停止に追い込まれることになろうとのことである。加えて、鉛蓄電池業界にとってはニッケル水素電池やリチウムイオン電池への代替の趨勢もあり、鉛蓄電池の生産量はこれままで続けてきた成長度が鈍化するものと見られる。
 「鉛蓄電池産業参入条件(意見を求めるための原案)」では今後の鉛蓄電池産業に関する新たなプラント建設や拡張について厳格なスケジュールを設定している。例えば、カドミウムが0.002%(電池質量パーセンテージ)を超える或いは砒素が0.1%を超える鉛蓄電池及びその部品製造のプラントの新設又は拡充は禁止されることになる。現行のカドミウム0.002%超或いは砒素0.1%超の鉛蓄電池及びその部品は2013年12月31日までにその生産を停止させられることになる。

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