閉じる

ニュース・フラッシュ

2012年4月30日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:最高裁、El Morroプロジェクト一時停止を決定

 Goldcorp(本社:加バンクーバー)は2012年4月30日付けニュースリリースで、チリ最高裁がEl Morro金・銅プロジェクト(チリ第Ⅲ州)の環境認可を一時停止する決定を下したと発表した。環境認可の停止は、アントファガスタ上訴裁判所の許可の中に認められた不備を環境評価局(Servicio de Evaluación Ambiental)が訂正するまでとされている。El Morro特約会社(Goldcorp 70%、New Gold 30%)は環境認可に基づいて実施されていた現地での作業を直ちに停止した。詳細設計業務など現地建設作業に関係しない活動は継続する。El Morro社は認可された活動の範囲を確認するため、環境評価局との面談を行う予定である。今後の手続きの中で、今回環境認可の検証を要求したLos Huasco Altinos農業組合とEl Morroプロジェクトによる影響の有無やその軽減手段についての協議が行われるとみられ、2013年H1中の作業再開は困難と予想されている。
 El Morroプロジェクトの環境認可は2011年3月に承認されたが、Los Huasco Altinos農業組合は環境評価事務局及びGoldcorpによる地元先住民への相談がなかったとして訴訟を起こしていた。加えてLos Huasco Altinosは、環境認可プロセスが国際労働機関(ILO)の1989年の原住民及び種族民条約(第169号)に違反していると主張していた。
 計画ではEl Morroプロジェクトの生産開始は2017年が予定されている。最新のFSではマインライフ17年間で銅を約12.9万t/年、金を約9.3 t/年、生産する計画となっている。

ページトップへ