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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2012年4月30日 ロンドン 北野由佳

ポルトガル:国際鉛・亜鉛研究会(ILZSG)、2012年の鉛・亜鉛需給予測を発表

 2012年4月25日、ポルトガルのリスボンにて国際鉛・亜鉛研究会(ILZSG)が開催され、各国代表、産業団体、企業、コンサルタント等約50名が参加し、鉛・亜鉛に関するプレゼンテーション及び議論が行われた。同研究会は2012年の需給予測を以下のとおり発表した:
<鉛>
 2012年の鉛地金消費量は、対前年比4.8%増の1,078万tと予想した。中国では、2011年には環境規制の強化に伴い、鉛蓄電池の生産工場の多くが閉鎖されたが、2012年には鉛蓄電池の生産が回復する見込みであることから、中国の消費量を対前年比7.3%増と予測した。またインド、日本、韓国、タイ、ベトナムといった他のアジア諸国でも消費量の増加が見込まれる。
 一方、製錬での地金生産量は、欧州、北米、アジア各国での製錬能力増強により、2012年は対前年比4.4%増の1,090万tとなる見通しである。この結果、2012年の需給バランスは、11.4万tの供給過剰となると予測した。
 なお、2012年の鉱山生産量は、中国での増産が主因となり、対前年比4.9%増の488万tと予想した。2012年の中国の生産量は、世界生産量の52%にあたる254万tに達する見込みである。
<亜鉛>
 2012年の亜鉛地金消費量は、対前年比4.4%増の1,341万tと予想した。主な内訳は、中国が対前年比7%増、震災の復興需要がある日本が同7.2%増、米国が同5.1%増であり、欧州は2011年と同程度となると見込まれる。一方、亜鉛地金生産量は、中国、ウズベキスタン、韓国、インド、での製錬能力増強が主因となり、2012年は対前年比4.4%増の1,366万tとなると予想した。その結果、2012年の需給バランスは、24.9万tの供給過剰となる見通しである。
 なお、2012年の鉱山生産量は、豪州、中国、フィンランド、インド、カザフスタン、ペルー、ポルトガル、ロシア、ウズベキスタン、ブルキナファソ等での増産により、対前年比3.9%増の1,345万tとなると予想した。

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