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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年5月1日 ロンドン 萩原崇弘

ポルトガル:国際銅研究会(ICSG)、2012年及び2013年の銅需給予測を発表

 2012年4月26~27日、ポルトガル・リスボンにて国際銅研究会(ICSG)が開催され、世界経済の不透明感が続く中、世界の銅の需給、最近のトピック等について各国代表、業界団体、コンサルタント等50余名が参加し、議論が行われた。
 ICSG統計委員会では、2012年の銅地金生産量は対前年比2.5%増の2,014万9,000 t、銅地金需要は同比2.5%増の2,038万6,000 t、需給バランスは23万7,000 tの供給不足と一昨年、前年から引き続き3年連続の供給不足と予想した。なお、鉱山生産は対前年比5.1%増の1,684万8,000 tと予測した。
 また、2013年の銅地金生産は対前年比6.9%増の2,154万9,000 t、銅地金需要は同比3.9%増の2,118万8,000 t、需給バランスは36万1,000 tの供給過剰と4年ぶりに供給不足から供給過剰に転ずると予想した。なお、鉱山生産は対前年比7.6%増の1,812万7,000 tと予想した。
 この理由としては、需要面では、世界的な景気の減速、欧州の公的債務問題、中東等の情勢の不安定化等から需要が大きくは伸びないと予想されること、これらを受けて中国等新興国の需要拡大が減速していることなどが挙げられた。供給面では、鉱石の低品位化、労働問題の顕在化、投資の低迷などの操業面の制約はあるものの、銅価格が比較的高値で推移していること、チリ等の既存鉱山の生産回復、モンゴル新規鉱山の2013年生産開始などにより銅精鉱不足が改善されるとの見解を述べていた。

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