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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年5月4日 ロンドン 北野由佳

英:Thomson Reuters GFMS社、白金の需給動向を発表

 英国の貴金属調査会社Thomson Reuters GFMS社は2012年5月3日、『PLATINUM & PALLADIUM SURVEY 2012』を開催し、白金及びパラジウム市場の需給動向を調査した『白金・パラジウム統計2012』を発表した。
 白金の2011年の需給動向及び2012年の見通しは以下のとおりである。
 2011年の白金の需給バランス(在庫放出及び投資活動を含まない)は、73.5万ozの供給余剰となった。
 白金需要の内訳をみると、自動車用触媒については、欧州の自動車市場の回復の遅れ、日本での自然災害及びパラジウムの代替利用が要因となり、対前年比4%増にとどまった。これは、金融危機前の2007年の数値を25%下回っている。一方、宝飾用白金の需要は対前年比14%増の216.7万ozとなっており、これは2011年Q4に中国における宝飾用白金の需要が急増したことが主な要因である。
 2011 年の白金鉱山生産量は、カナダ及びジンバブエでの増産が主因となり、対前年比3%増の640.1万ozとなった。一方、二次生産に関しては、自動車触媒回収は対前年比9%増、宝飾品回収は同11%増となり、全体の白金供給量は同5%増の796.8万ozとなった。
 2012年の白金供給については、南アでの減産が二次生産量の増加によって相殺される形となる。需要面では、日本における需要の回復が見込まれるものの、欧州自動車市場の落ち込みによって、自動車触媒需要の伸びが制限されることが予想され、2012年も供給余剰が継続する見通しである。
 2012年の白金価格に関しては、1,475~1,775 US$/ozの価格帯で取引されると予想した。

表1.白金の需給(2010、2011年)(単位:千oz)

  2010年 2011年 対前年比(%)
白金供給 7,613 7,968 5
白金需要 6,773 7,232 7
需給バランス 840 735 -12
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