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ニュース・フラッシュ

2012年5月7日 バンクーバー 片山弘行

米:Planetary Resources社、小惑星での金属採掘計画を発表

 米国のベンチャー企業であるPlanetary Resources Inc.(以下、Planetary社)は、2012年4月24日、地球近くの小惑星から水や貴金属などを採掘する計画を発表した。その中で同社は、費用対効果の高い探鉱技術を通じて、資源が豊富でアクセスの容易な小惑星を調査するミッションを開始するとしている。
 小惑星からの資源採取は、人類にいくつもの利益をもたらし、年間何百億US$もの価値に成長するとしている。プロジェクトは、小惑星で発見される貴金属に集中して実施され、地球上でますます増加する人口に対して持続的に供給できることになるとしている。白金族金属に富む500 mサイズの小惑星には、歴史上採掘された白金族金属と同量規模が含有されており、「地球上で乏しい金属の多くは、宇宙にはほぼ無限に存在している。これらの資源が入手できるようになるにつれて、マイクロエレクトロニクスからエネルギー貯蔵分野などすべてにおいてコストが削減できるだけでなく、これら豊富になる金属の新たな利用法が重要となるであろう」と同社の共同設立者であり共同会長も勤めるPeter H. Diamond氏は述べている。
 約9,000の地球近くの小惑星のうち、1,500以上が月よりもエネルギー的に到達しやすいところに位置しており、これら小惑星を調査するために、まず深宇宙調査船Arkyd-100シリーズを開発したとしている。本宇宙船は、地球の低軌道で小惑星を調査し、次号機であるArkyd-300シリーズ宇宙船での遠征調査の対象を探すとしている、
 Planetary社は、Google社CEOのLarry Page氏やEric Schmidt会長らの資金援助を受け、Peter Diamond氏とEric Anderson氏により設立されたベンチャー企業であり、同社アドバイザーには著名な映画監督であり冒険家でもあるJames Cameron氏も名を連ねている。

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