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ニュース・フラッシュ

2012年6月4日 リマ 山内英生

ペルー:政府、政治的な反鉱山運動の飛び火を警告

 2012年5月28日付け地元紙等によると、Merinoエネルギー鉱山大臣は、ペルー国内には反鉱山を掲げる急進的な政治勢力が存在し、その最初の犠牲者となったのがMinas Conga金プロジェクトであるが、その矛先はTintaya鉱山やLas Bambas銅プロジェクトに向かっているとの見方を示した。更に、これら急進勢力は水資源問題を利用して地域住民の不安を駆りたてているとの考えを示した。また、現在Cusco県のEspinar郡で起こっている反鉱山デモにおいて、同大臣自らが現地に赴くよう要請があるものの、その要請には応じないとの方針を示した。
 一方、Shinno鉱山次官は、Minas Conga金プロジェクトで実施された環境影響評価(EIA)に対する外部評価は、他のプロジェクトに対しては実施しないとの方針を明らかにした。
 他方、ペルー鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のMartinez会長は、Cusco県における抗議運動は、ペルーにおける鉱業投資や鉱業活動の妨害を目的とした反鉱業運動の一環であり、Cajamarca県の抗議運動と同じグループによって先導されているとの見方を示した。更に、地方政府や自治体の中には、鉱業投資を推進するのではなく、これらの抗議行動を積極的に支持する動きがあることへの懸念を表明した。

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