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ニュース・フラッシュ

2012年7月16日 メキシコ 高木博康

メキシコ:加Excellon社、La Platosa多金属鉱山が労組の扇動するエヒードの抗議活動により操業停止

 Excellon Resources Inc.(本社:トロント)は、メキシコ・ドゥランゴ州に保有するLa Platosa多金属鉱山において、エヒード(土地を保有する農業共同体)のメンバーによる抗議行動により一時的に操業を停止した旨2012年7月11日同社HPに公表した。
 同鉱山においては、どの労働組合に参加するかを決定する労働者による選挙があり、メキシコ鉱山冶金労働組合(SNTMMEERM)がその選挙に敗れたため、同労組がエヒードを扇動し、今回の騒動に発展した。SNTMMEERMは、2006年~2007年にメキシコで多発したストライキや2007年7月~2010年6月のCananea(現Buenavista)銅鉱山のストライキを引き起こした強硬的な労組である。Cananea銅鉱山のストライキにおいて、Grupo Mexico社は、同社が同労組に払った株式の代金を横領したNapoleon Gomezが組合長を務める同労組とは協議できないとして徹底的に争い、その際に同労組は、同労組と穏健な2労組の計3労組に分裂し、弱体化した経緯がある。
 Excellon社は、採掘を停止したのは安全面を優先した暫定的な措置であり、選鉱プラント等は通常に操業しており、生産量に影響は無いとしている。一方、同社は、州政府当局に対しエヒードとの仲介を依頼するとともに、SNRMMEERMを提訴するとしている。
 同鉱山の2011年生産量は、銀40.7 t、鉛2,962 t及び亜鉛3,935 tであった。

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