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ニュース・フラッシュ

2012年7月30日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Vale、2012年Q2、59%減益

 Valeは、7月25日、2012年Q2の業績を発表したが、利益は26.6億US$と対前年同期比で59%の大幅減益となった。売上も、前年同期の153億US$から122億US$に減少、EBITDAも51.2億US$と同43.6%減少した。鉄鉱石販売量は63百万tと横ばいであったが、鉄鉱石価格が145.3 US$/tから103.29 US$/tに下落したことが収益に大きく影響した。なお、2012年Q1のValeの中国向け鉄鉱石販売量は32.9百万tで、中国への販売量が全体の43.7%を占め、前年同期の41.9%を上回った。また、鉄鉱石以外の石炭、銅、ニッケル、白金、リン鉱石等の価格下落、為替変動も影響した。
 Vale関係者は、今後の経営戦略について、鉄鉱石価格の低迷が予測され、今後は、鉄鉱石の生産及び販売中心の経営から鉄鋼生産を統合した業態に発展していかざるをえないとの見通しを発表している。このために、Valeは、鉄鋼業への進出のためのパートナーシップの強化に努めたいという。 現在Valeは、CSP製鉄所(Ceara州)プロジェクト(韓国鉄鋼メーカーPosco及びDongkukとの合弁、鉄鋼スラブ3百万t/年、2015年生産開始予定、総投資額46.9億US$)、Alpa製鉄所(Para州、Acos Laminados do Para、Aco Cearense Holdingとの合弁、鉄鋼スラブ2.5百万t/年、2013年H2生産開始予定) 、Ubu製鉄所(Esprito Santos州、鉄鋼スラブ5百万t/年、2014年生産開始予定、Vale 100%)、CSA製鉄所(Vale 27%、Thysssen Krupp社73%)の4製鉄プロジェクトに投資を行っている。

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