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ニュース・フラッシュ

2012年10月15日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル・南米:南米でのウラン開発のポテンシャル

 メディア報道によると、今後、ブラジルを始めとする南米諸国でウラン資源の開発が進み、投資の観点から関心が高まる可能性がある。これまでウラン資源の賦存が確認されているのは、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ギアナ、パラグアイ、ペルーである。南米地域では急速な経済発展とともに、電力需要も高まり、原子力発電に対する期待も高まる可能性がある。現在、南米で原子力発電所が稼働しているのは、ブラジル、アルゼンチン、メキシコであるが、南米最大のウラン資源の生産鉱山は、Lagoa Real鉱山(ブラジルBahia州)である。同鉱山は、ブラジル原子力産業公社(Industrias Nuclueares Do Brasil)が操業するもので、2000年から生産を行い、現在、ブラジルで稼働中の2基の原子力発電所に供給している。露天採掘とヒープリーチングにより、2009年の生産量は345 t(U)であった。また、これに次ぐ規模で、開発に近いプロジェクトには、加U3O8社のBerlinプロジェクト(コロンビア・ボゴタの北西150 km)があり、現在試すい調査を行っている。現在までの資源量は12.9百万t(U0.13%)であり、リン酸、バナジウム、レアアース、ニッケル等の副産物も含まれている。また、同社は、Lagunaプロジェクト(アルゼンチン)、Yellowcakeプロジェクト(アルゼンチン)も調査中である。アルゼンチンは、現在ウラン資源をカナダから輸入しているが、原子力エネルギー公社(Commission Nacional de Energia Atomica AR)が、Cerro Soloウランプロジェクトの調査を行っている。現在の資源量は、15.4百万t(U0.47%)で、2010年時点では2012年の生産開始とされている。

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