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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年12月2日 モスクワ 大木雅文

ロシア:クラスノヤルスク地方、冶金産業の新たな中心地創設へ

 2012年11月21日付け現地報道によると、「2020年までのクラスノヤルスク地方社会経済発展戦略」草案では、今後10年間で同地方の冶金産業の中心地は全部で5ヵ所となる。既存のクラスノヤルスクとノリリスクの他、プリアンガリエが形成されつつあり、さらにキンガシとクラギノが加わる。構想ではまさに南東部が新たな冶金産業形成の中心地域となる。
 精鉱年産250万tのキンガシ鉱体群をベースとしてゼレノゴルスク閉鎖行政地域にニッケル(生産能力4万5,600 t)、銅(1万5,300 t)、貴金属(9.4 t)生産の冶金コンプレクスが創設される予定で、2022年にフル操業に達する。
 クラギノ地区では、建設予定のクラギノ~クィジル間鉄道を軸として、将来的な冶金生産も視野に入れ、鉄鉱石採掘部門を発展させる(ただし鉄道の建設は疑問視されており、ロシア連邦投資基金のリストから外されている)。
 プリアンガリエ地区ではアルミニウムと金が中心となる。貴金属鉱床は既存・新規とも開発を予定している。
 ノリリスクとクラスノヤルスクについても一定の発展を見込んでいる。ノリリスクでは新規鉱床の開発、クラスノヤルスクではアルミニウム、白金族金属、金の加工部門の拡大を予定している。戦略の草案によると、フェロアロイの生産はクラスノヤルスクでは行われないと見られる。
 また、ジェレズノゴルスク及びゼレノゴルスク閉鎖行政地域の鉱床におけるレアアース生産の発展可能性についても検討されているが、これは2020年より先の話。

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