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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2013年1月31日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:CSA製鉄所売却で、CSN社、開発銀行(BNDES)と支援交渉を開始

 メディア報道によると、ブラジル鉄鋼大手CSN社は、CSA製鉄所の買収のために、ブラジル開発銀行(BNDES)と交渉を開始した。BNDESは、傘下の投資銀行であるBNDES-Parを使い、40億レアル(約20億US$)まで出資する用意があるとされる。これにより、現在外資が持つ同製鉄所の一部が国有化される可能性がでてきた。今回の買収はCSN社の財務規模に比べて負担が大きいので、当初は否定的な見方もされていたが、BNDESの支援により現実味を帯びてきた。CSN社は、CSA製鉄所とCSNが持つ鉄鋼資産(鉱山を除くブラジル国内外の資産)をCSN Siderurgica社として統合する戦略もあるとされる。新会社の株式シェアは、概ね、CSN社60%、BNDES30%、Vale10%程度になる。Tyssen Krupp社によるCSA製鉄所の売却はBNDESの支援により進められる可能性が出てきたが、こうした製鉄所の国有化はルラ前大統領の意思も働いているという見方もある。

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