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ニュース・フラッシュ

2013年4月22日 リマ 岨中真洋

ペルー:検察局、Southern Copper社による水質汚染調査期間を延長

 2013年4月16日・18日付け地元各紙によると、Tacna県Jorge Basadre郡検察局は、Southern Copper社(本社:ペルー)に対する環境汚染の調査を8か月間延長する旨明らかにした。この調査は保健省環境衛生総局(DIGESA)の報告に基づくもので、2012年9月から実施されているが、2013年4月15日に初めて公表された。

 DIGESAの報告によると、同社の廃さい堆積場からは多量の重金属を含む廃水が流出しており、特にカドミウムは環境基準(高度処理をする場合の飲料用途:Cd 0.01 mg/L)を大幅に上回っている。さらに廃さい堆積場の近傍に位置するPampa de Sitanaの住民が利用する水の汚染を引き起こしている。

 一方、Southern Copper社は、環境基準を用いたDIGESAの報告書は誤りであるとし、法律では鉱業冶金廃水の検査には最大排出許容限度を用いることが定められていると説明している。その上で、当該廃水のカドミウム濃度は、最大排出許容限度(瞬間値:Cd 0.05 mg/L)を下回っていると反論している。

 この堆積場はToquepala鉱山(Tacna県)及びCuajone鉱山(Moquegua県)の双方の廃さいを集積する10 ㎢の人造湖で、1996年に建設された。

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