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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2013年4月29日 ロンドン 小嶋吉広

ポルトガル:国際ニッケル研究会、ニッケルの需給予測を発表

 2013年4月22~23日、リスボンで国際ニッケル研究会(INSG)の春季会合が開催され、日本からは政府代表として経済産業省希有金属室、企業代表としては住友金属鉱山他が参加し、その他各国の政府代表、産業団体等合計約60名が参加した。同研究会の統計委員会は2012年の需給推計と2013年の予測を以下のとおり発表した。

 2012年の世界のニッケル鉱石生産は、複数の新規大型プロジェクトが生産開始を迎えたことで順調に生産は拡大し、対前年比13.9%増の2,180.3千tが見込まれている。2013年は、インドや中国等新興国での景気減速により需要の軟化が見込まれることから、同7.9%増の2,353.4千tと生産拡大のペースがやや鈍化すると予想されている。

 2012年の世界の一次ニッケル生産量は対前年比8.8%増の1,755.4千tとなる見込みである。また2013年は、新規プロジェクトの生産拡大が順調に推移する予想から同6.0%増の1,859.9千tとなる見込みであるが、中国でのニッケル銑鉄の生産状況や生産障害の発生状況によって生産量が変動することも想定される。

 2012年の世界の一次ニッケル需要は、H2(下期)での需要減速の影響から対前年比4.1%増の1,646.6千tとなる見込みである。2013年はH1(上期)において需要回復の動きが見られることから同7.6%増の1,772.5千tが予想されている。各年のバランスで見ると引き続き供給超過となっており、2012年は108.8千t、2013年は87.4千tの供給超過が見込まれている。

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