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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年5月6日 リマ 岨中真洋

ペルー:Cañariaco銅プロジェクトに関する事前協議の実施巡り政府内対立、La Negra 異文化受容次官が辞任

2013年5月6日付け地元紙によると、先住民に対する事前協議法の適用をめぐるエネルギー鉱山省と環境省の対立を原因として、文化省のLa Negra異文化受容次官が辞任した。 先住民事前協議法は2011年、同法施行細則は2012年に施行されたが、協議の対象となる先住民及び種族民のデータベースが未だ発表されていない。 このデータベース作成に関し、鉱業開発への影響を回避しつつ、協議の対象となる先住民・種族民地域を選択することを巡って、政府内(エネルギー鉱山省と環境省)での対立が発生している。特に、La Negra次官はCañariaco銅プロジェクト(Lambayeque県)の地域住民であるSan Juan de Cañarisコミュニティを含めるべきだとの姿勢を示していたが、エネルギー鉱山省は本プロジェクトの実施は承認済みであり、事前協議の実施に反対している。 Cañariaco銅プロジェクトでは、2012年7月23日に裁判所の指示に基づく住民総会が実施され、総会に出席したSan Juan de Cañaris農民コミュニティの住民725名のうち70%にあたる約500名がプロジェクトへの反対を表明した経緯がある。 なお、先住民・種族民データベースを巡る対立の争点は、ケチュア語を母語とする農民コミュニティを事前協議の対象として認めるかという点であるとされる。これら地域が対象として認められた場合、多くの鉱業プロジェクトにおいて事前協議の実施が義務付けられることになる。

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