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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年5月6日 バンクーバー 片山弘行

米:Alcoa、自動車用アルミ薄板の生産能力増強、及びアルミ地金製錬能力の削減検討

 Alcoaは、2013年5月2日、軽量で耐久性があり、リサイクルが可能な自動車用アルミ薄板の需要が伸びているのを受けて、テネシー州Alcoaの圧延工場を拡張すると発表した。

 Alcoaによれば、乗用車や軽トラックの燃費効率、安全性、耐久性、性能の向上を目的としたアルミ薄板の使用量増を計画する自動車産業の動きに対応するために、今後3年間で2億7,500万US$の投資を行う予定だという。また以前に発表したアイオワ州Davenportの拡張工事(3億US$)も今年末までには完成する予定であることもあわせて発表している。

 今回新たに発表したテネシー州での拡張工事により、新たに200名分の常時雇用が生まれ、また建設期間中はさらに400名分以上の雇用が生まれるとしている。当該拡張工事は今月中に開始され、2015年中頃に完工を予定している。

 その一方で、2013年5月1日に、今後15ヶ月のアルミ地金製錬能力を46万t削減する検討に入ることも明らかにした。これはアルミ地金価格が2011年のピーク時と比較して33%以上も下落していることに起因している。削減検討はAlcoaの全製錬設備を対象としており、高コスト体質の工場は言うまでもなく、電力コストや各種規制に対する不確実性などに代表される長期的なリスク要因を抱えている工場も含めて見直しになるとしている。追加で検討されている46万tの削減量はAlcoaの全製錬能力の11%に相当する。尚、現在同社の全製錬能力の13%に相当する56.8万tの製錬能力をすでに一時停止している。

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