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ニュース・フラッシュ

2013年5月13日 ロンドン 小嶋吉広

DRコンゴ:鉱山資産売却により13.6億US$を損失

 アナン前国連事務総長が議長を務めるアフリカ進捗パネル(Africa Progress Panel)は2013年5月10日、年次報告書「Africa Progress Report 2013」を発表し、2010~2012年の間、DRコンゴ政府からENRC等の外国鉱山会社へ行われた5件の鉱山資産売却によるDRコンゴ政府の逸失利益は13.6億US$に上ることを明らかにした。

 資産価格が最も過小評価されていた取引は、2010年のKolwezi銅鉱山の権益70%とComide銅鉱山の売却案件であり、国営鉱山会社GecaminesがHighwind Group社(英領バージン諸島)へ63.5百万US$で売却した。その後ENRCが、Highwind社の親会社であるCamrose Resources社を685.75百万US$で買収し、これら銅鉱山の権益を獲得した。Gecaminesによる売却額とENRCの取得額の差額622.25百万US$がDRコンゴ政府の逸失利益として報告されている。

 Camrose Resources社は、カビラ大統領と親交が深いと言われているイスラエル人富豪Dan Gertler氏が保有する会社であり、メディア報道によれば本取引について英国重大不正捜査局(SFO)がENRCに対し現在調査を行っているとのことである。

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