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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年5月20日 リマ 岨中真洋

ペルー:Candente Copper社、Cañariaco銅プロジェクトの探鉱活動を一時中止

2013年5月18日付け地元紙によると、Candente Copper社(本社:カナダ)は、世界的な景気減速による探鉱活動への影響から、最大限のコスト削減を行う必要性を理由として、Cañariaco銅プロジェクト(Lambayeque県)における探鉱活動を一時的に中止することを発表した。同社は、探鉱中止の主な理由は金属価格の下落とコスト上昇であるとしている。 しかしながら専門家らは、活動中止の主な原因は地域住民による反対運動であると指摘している。社会争議専門家のSantillana氏は「Cadente Copper社は、住民の妨害によってボーリング調査を行うことができない。そのような状況の中で機材を現場に維持することは高いコストを意味することから、社会情勢が落ち着くまで活動を一時中止することを選んだ」との見方を示した。 Candente Copper社が公表した2011年の経済性評価によれば、Cañariaco銅プロジェクトの資源量は4百万tで、22年間にわたり年間119,000 tの銅を生産することが可能である。また、プロジェクト開発に必要な投資額は14億4千万US$とされている。 しかしながら専門家は、同社による最近の調査で判明した資源量の増加及び近年のコスト上昇から、実際の必要投資額は2011年当時に算出された額を大きく上回るとしている。さらに、ジュニア企業であるCandente Copper社が単独で開発に必要な資金を調達することは不可能だが、他の鉱山企業にプロジェクトを売却するにも、まずはより多くのボーリング調査を行って正確な資源量を把握する必要があるにもかかわらず、調査は中止された。 また、2013年5月19日付け地元紙によると、Candente Copper社(本社:カナダ)は、今後もCañariaco銅プロジェクト(Lambayeque県)及び周辺地域に対する社会プログラムを継続していく旨発表した。同社のFreeze代表は、探鉱活動の中止はあくまでも技術的な理由によるものであるとし、ボーリング調査はいくつかのフェーズに分けて実施されるが、現在は、一つのフェーズの終了後の、結果分析を実施中であることを説明した。その上で、今後もプロジェクトを継続し、時期を見て探鉱活動を再開するとの方針を明らかにした。

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