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ニュース・フラッシュ

2013年5月20日 メキシコ 高木博康

メキシコ:El Boleo多金属プロジェクト、労働者の不足により開発が更に遅れ

 2013年5月16日付け業界紙等によると、Minera y Metalúrgica del Boleo(MMB)社は、労働者の不足によりEl Boleo多金属プロジェクトの開発が遅れている旨明らかにした。

 2012年末現在で50.9%であった完成度は、5月末で58.8%に留まる予定である。MMB社によれば、現在2,800人強が働いているが、周辺に大きな町の無い立地条件のなか、必要数に達していない。同プロジェクトは、2011年6月から露天採掘、9月から坑内採掘を開始しているが、当初2012年中に予定されていたプラントの完成が資金調達問題等によって遅れている。

 同プロジェクトは、Baja Mining Corp.(本社:Vancouver)70%、KORES(韓国鉱物資源公社)を筆頭とする韓国企業団30%の権益比率であったが、2012年4月に開発コストが予定より248百万US$増加し、総額1,143百万US$に増加する旨を公表して以来、Baja Mining社の資金調達が困難になり、償還債務を韓国企業団が負担することで、現在、Baja Mining社15.7%、韓国企業団84.3%の権益比率となっている。

 その後、開発コストは1,670百万US$に増加しており、開発の更なる遅れは開発コストの更なる増加につながる可能性がある。

 最新の技術レポートによると、マインライフは23年で、年平均生産量として銅38,100 t、コバルト1,600 t及び亜鉛29,500 tが見込まれている。

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