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ニュース・フラッシュ

2013年5月20日 ロンドン 小嶋吉広

DRコンゴ:Inga 3水力発電所、2015年建設開始

 メディア報道によると、国内や周辺国の慢性的な電力不足を解消する新規電源として期待が高いInga3水力発電所(4,800 MW)の実現に向け、関係国や機関が参加する会合が2013年5月18日パリで開催され、同水力発電所は2015年10月の建設開始で合意された。会議には、DRコンゴのKalala電力・水資源大臣を始め、世銀、アフリカ開発銀行、南ア政府、EIB(欧州投資銀行)、EDF(仏電力公社)、DBSA(南部アフリカ開発銀行)等が参加し、Inga3発電所建設に係る資金面や技術面、環境面等について話し合われた。南ア政府は2013年3月、DRコンゴ政府とエネルギー協力に係る協定を結んでおり、協定ではInga3発電所での発電量のうち2,500 MWをオフテイクすることを約束。南アのオフテイクが確実になり、資金面での懸念も軽減されたことから、今回の建設開始の合意に至った。建設費は120億US$を見込んでいる。

 建設会社の選定作業も現在進められており、中国水利・水電建設公司/三峡集団公司による中国コンソーシアム、Activades de Construccion y Servicios(ACS)/Eurofinsa/AEEによるスペインコンソーシアム、大宇/Posco/SNC-Lavalinによる韓国・カナダコンソーシアムが候補となっている。

 Inga3プロジェクトはGrand Inga開発計画(全体で7フェーズ)の第1フェーズに位置しており、Grand Inga開発計画の総予算額は800億US$、総発電量は40,000 MW。世界最大である三峡ダムの発電量の約2倍となる計画である。

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