閉じる

ニュース・フラッシュ

2013年7月2日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:CODELCOへの2013年利益返還は10億US$、役員会が投資計画見直しに言及

 2013年のCODELCOへの利益返還として、10億US$を承認した旨をチリ財務省が2013年7月2日に発表した。Felipe Larraín財務大臣は、「CODELCOの投資計画を支援する明確なシグナルを与えたい」と述べた。この利益返還は、2012年のAnglo American Sur株式取引で生じた留保利益30.32億US$を使って行われる。チリ財務省は、今回の措置によりCODELCOのバランスシートが改善され、同社の投資格付けも維持されるとしている。

 メディア報道によれば、CODELCOの2013年投資予定額は45億US$であるとされ、CODELCOは12億US$を利益返還から、残りを債権発行等によって調達することを考えていた。今回承認された額はCODELCOが求めていた金額よりも少ないことから、CODELCO役員会は2013年の投資計画について見直しを行うと発表した。これに対し、Hernán de Solminihac鉱業大臣は、「承認額は妥当であり、CODELCOに投資計画を見直す理由はない」と述べた。一方、CODELCO関係者によれば、同社の中心プロジェクトであるChuquicamata坑内採掘移行プロジェクト、Andina拡張プロジェクト、Radmiro Tomic硫化鉱プロジェクトへの投資が遅れる可能性があるという。

 利益使用の決定権は政府が保有していることから、CODELCOにとって資金調達は大きな問題となっている。チリ政府は、毎年6月にCODELCOへの利益返還額を決定している。

ページトップへ