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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2013年7月8日 バンクーバー 室井エリサ

加:Canadian Zinc 社、審査当局による水利権付与の連邦政府への勧告を受け、Prairie Creekの鉛亜鉛生産が間近に

 Canadian Zinc Corporation (本社:加BC州バンクーバー)は2013年7月8日、NWT準州South Mackenzie Mountain (Yellow Knifeから西へ500 ㎞)で開発中のPrairie Creek 鉛亜鉛鉱山に関し、Mackenzie Valley土地水資源委員会(Land and Water Board)がタイプA水利権発行にかかる許認可プロセスを完了し、その承認を連邦政府に勧告したことを発表した。この許認可はカナダ先住民・北部開発省(Aboriginal Affairs and Northern Development Canada)の大臣が署名、承認するもので、水源の使用や廃水の廃棄などに関連する水質管理の許認可である。同社は2008年6月から様々な申請や許認可手続きを進めており、2013年1月から6月にかけて各目的に従った複数の土地使用許可(LUP: Land User Permit)を既に取得しており、今回、タイプA水利権が得られると、同鉱山での採鉱と選鉱が可能となり、生産開始に近づく事になる(タイプA水利権の付与後、最終的な土地使用許可とタイプBの水利権の取得を以て、操業開始に必要な全ての許認可が揃う)。

 同鉱山と関連するインフラはNahanni国立公園に囲まれた位置にあり、2008年、同社は資源開発と自然保護へのバランスの取れたアプローチを約束するMOUをカナダ公園局(Parks Canada)と締結、2012年3月に継続契約を結んだ。また、地域の住民に対して鉱山開発から得られる経済的な恩恵や機会の提供を確約するため、開発に協力的な二つの先住民族、Nahanni Butte Dene Band(鉱山から約100 ㎞南東に在住、鉱山地域の伝統的な主要利害関係者)とLiidlii Kue First Nations (プロジェクトから250 ㎞東にあるFort Simpsonに在住)、との間で、2001年にImpact Benefit Agreement を締結した。また、NWT準州とも社会経済契約を結んでいる。

 Prairie Creek 鉛亜鉛鉱山は坑内掘鉱山で、精測と概測を合わせた資源量は5億4,300万t、品位は 10.8% Zn、10.2% Pb、160 g/t Ag、及び0.31% Cuと計上されている。1日当たりの処理量1,000 tの選鉱設備、5 ㎞の坑道と関連設備、地上車両設備、1,000 mの滑走路等のインフラ設備もほぼ完了している。

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