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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2013年7月15日 リマ 岨中真洋

ペルー:Ilo銅製錬所及びLa Oroya銅・亜鉛・鉛製錬所、2014年は操業継続の見通し

 2013年7月11日付け地元紙によると、2014年1月から適用される大気汚染物質の排出基準強化によって、製錬所の操業が困難になるとの見通しが取りざたされていることに関し、環境省のCastro環境政策次官は、Ilo銅製錬所(Moquegua県)及びLa Oroya銅・亜鉛・鉛製錬所(Junin県)においては、新基準は「適用可能な条件とプロセスの下」で適用されることから、両製錬所共に2014年以降も操業継続が可能であるとの考えを示した。

 基準が強化されるのは二酸化硫黄(SO2)の排出許容量で、現行の80 μg/㎥から20 μg/㎥へと強化される。この新基準に関し、上記2製錬所を操業するSouthern Copper社及びDoe Run社は、銅の製錬所におけるSO2排出量を20 μg/㎥以下にする技術は世界中どこにも存在しないと訴えている。

 一方Merinoエネルギー鉱山大臣は、両製錬所の操業停止を回避するため、排出基準強化に関し環境省と協議中であることを明らかにしていた。その結果、環境省は一定の条件を満たすことを前提として、銅製錬所及び他のSO2排出プラントに対し、現行基準(80 μg/㎥以下)での操業継続を認めることとなった。

 Castro次官によれば、操業継続の条件として、製錬所のオペレーターはSO2排出量を20 μg/㎥以下とする技術が存在しないことを示す報告書を環境省に提出しなければならない。同省が報告書を承認した場合、製錬所は操業を当面続行することが可能となる。ただし、この措置は永続的なものではなく、製錬所は常に利用可能な技術の見直しを行い、排出量の目標や期間を定めた排出量管理プランを策定しなければならないと説明した。

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