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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年7月15日 ロンドン 小嶋吉広

DRコンゴ: 中国とのJVによる銅鉱山、鉱量が当初予想を下回る

 2008年、中国はDRコンゴ政府へ60億US$の資金支援を行う代わりに、銅1,062千t、コバルト620千t相当の鉱山開発権を取得したが、最近のメディア報道によれば、対象とされる銅鉱山の鉱量は予想を下回る模様である。供与された60億US$のうち30億US$は水力発電所や道路等のインフラ整備に充てられ、残りの30億US$で国営鉱山会社GecaminesとJV企業(Sicomines)を設立するというものであり、Sicominesの操業利益で返済される計画である。Sicominesの権益は、中国側コンソーシアム(中国水利水電建設公司、中国中鉄等)が68%を保有し、残りの32%はGecaminesが保有している。

 Sicominesは本取引により、Dikuluwe鉱山とMashamba鉱山の探鉱・開発権を与えられ、これまでF/Sが進められてきたが、DRコンゴ政府側のEkanga担当官の発言によれば、銅の確定埋蔵量は当初予想より3割以上少ない680千tとなる模様である。このためSicominesの操業利益だけでは返済不能となる可能性も出て来たが、資金支援の減額をすることは現在のところ想定しておらず、開発権(25年間)の終了時に改めて中国側と協議したいと同担当官はコメントしている。両鉱山の操業開始は2015年を目標としており、マインライフは25年を予定。中国からの支援のうち10億US$は、Bushanga水力発電所等のインフラ整備費として既に支出したことも同担当官は併せて明らかにしている。

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