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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2013年8月5日 北京 篠田邦彦

中国:2013年下半期の非鉄金属産業、全体でわずかな利益しか望めない

 安泰科によれば、中国工業情報化部が発表した2013年上半期の非鉄金属産業の運営状況によると、国内外のマクロ経済情勢の影響を受け、中国国内の非鉄金属産業は、資源、エネルギー、環境面で受けるプレッシャーが日に日に増大している。短期間内で需要は急拡大しにくく、生産能力の過剰問題も有効に解決できない。下半期は、非鉄金属産業の製品価格も依然として低い水準を維持する傾向で、企業の生産、経営面のプレッシャーもかなり大きく、業界全体でわずかな利益しか望めない。

 そのために、中国工業情報化部は、電解アルミニウム産業の生産能力過剰問題を非鉄金属産業の構造調整事業の中心とし、電解アルミニウムの生産能力過剰問題を解決できる具体的な政策を公表し、実施する。銅、鉛、亜鉛、タングステン、錫、アンチモン等の業界への参入条件を改訂し、参入条件及び規範条件に適合する企業名簿を公表する。重要産業に対し、特に電解アルミニウムなど生産能力が過剰な産業の生産量、価格、在庫、輸出入、利益、投資に対しモニター解析を行い、業界で生じる新しい状況・問題を直ちに把握する。

 工業情報化部の統計によると、2013年上半期の10種非鉄金属生産量は1,946.8万t(前年同期比10%増)で、その内訳は精製銅323.4万t(前年同期比12.9%増)、アルミニウム1,058万t(前年同期比7.9%増)、鉛227.2万t(前年同期比12.5%増)、亜鉛257.1万t(前年同期比9.2%増)であった。

 2013年上半期の一定規模以上の非鉄金属産業企業の主要営業収入額は2兆4,409億7,000万元(前年同期比14.1%増)で、税込利益額は1,259.8億元(前年同期比6.7%減)、利潤額は773.1億元(前年同期比12.45%減)であった。

 同年上半期の非鉄金属輸出入貿易総額は790.6億US$(前年同期比0.8%増)である。その内、輸入額は489.1億US$(前年同期比8.7%減)、輸出額は301.5億US$(前年同期比21.4%増)であった。ただし、金の宝飾品及びパーツの輸出額を控除した後、主要な非鉄金属の輸出額は139.1億US$(前年同期比3.8%減)となる。2013年上半期の非鉄金属固定資産投資は2,846.7億元(前年同期比19.3%増)であった。そのうち非鉄金属鉱山プロジェクトへは502.9億元(前年同期比0.9%増)で、精錬プロジェクトへは929億元(前年同期比2.2%増)で、加工プロジェクト1,414.8億元(前年同期比44.6%増)であった。

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