閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2013年8月15日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Thyssen Krupp社、CSA製鉄所の売却交渉難航

 メディア報道によると、Thyssen Krupp(TSK)社は、CSA製鉄所(Companhia Siderurgica Atlantica、ブラジルRio de Janeiro 州)及び圧延工場(米国アラバマ州)の売却について、ブラジル鉄鋼大手CSN社と交渉していたが、交渉は難航しており、TSK社は同製鉄所及び圧延工場の売却を断念する可能性もでてきた。CSN社は38億US$のオファーを行っていた。

 CSA製鉄所は、TSK社が73%、Valeが27%を保有し、生産能力は5百万t/年(250万t炉×2基)。原料の鉄鉱石及びペレット8.5百万t/年は、全量Valeが供給している。TSK社は、CSA製鉄所で生産した半製品を、ほぼ同時期に米国に建設した圧延工場に持ち込み、米国市場向けの自動車鋼板等を売り込む戦略であった。なお、同社は両プラントを150億US$で建設したと報道されている。TSK社は、今後圧延工場の売却について、CSN社やその他の企業と交渉を続ける可能性があると見られている。TSK社は既に107億US$の減損処理を行っており、今後の操業維持が容易になったため、CSA製鉄所の操業を維持するとの見方もされている。

ページトップへ