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ニュース・フラッシュ

2013年8月19日 モスクワ 木原栄治

カザフスタン:Kazakhmys株主、ENRC持分の売却を承認

 Kazakhmys社(本社:アルマトイ市)のプレスリリースによると、同社の株主は、Eurasian Natural Resources Corporation社(略称:ENRC、本社:ロンドン)に対する同社持分26%を売却することを承認した。ロンドンで開催されたKazakhmys株主総会において独立株主の99%が取引を支持し、オファー受諾が可決された。

 ENRC株を買収するグループのメンバーは、アレクサンドル・マシケヴィッチ、パトフ・ショディエフ、アリジャン・イブラギモフ及びカザフスタン政府である。Kazakhmys社所有のENRC株は、現金8億8,700万US$とKazakhmys株7,700 万株(オファー条件はENRC株1株に対し現金2.65 US$とKazakhmys株0.23株)で買収グループに売却された。ENRCの株主は、関連当事者であるため議決には参加していない。

 ENRC大株主グループ(ENRC株を計55.42%所有)は、2013年6月にKazakhmysに買収オファーを出していたが、Kazakhmys取締役会は資産の実質価値が過小評価されているとして、これを受諾しないことを決定した。しかしこれ以上有利な条件を引き出せる見込みはないとの判断から、同取締役会は独立株主に対し、ENRC株を保有するリスク及びこの取引で得られる現金によりKazakhmysの財務体質が強化できることを考慮し、オファーを受諾するよう勧めていた。

 なお、Kazakhmys取締役会は、ENRC株を保有するリスクとして、ENRCが英国重大不正捜査局(Serious Fraud Office)の捜査関連で重大な問題を抱えており、ENRCへの投資が焦げ付くことを挙げている。2011年のENRCは黒字であったが、2012年は8億5,200万US$の損失を出している。

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