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ニュース・フラッシュ

2013年8月26日 リマ 岨中真洋

ペルー:Southern Copper社、Ilo製錬所の新環境基準対応に3.5億US$の支出を計画

 2013年8月7日付け地元紙によると、Southern Copper社(本社:ペルー)は、2014年1月から適用される大気汚染物質の排出基準強化に対応するため、Ilo製錬所(Moquegua県)の技術改良に今後5年間で3.5億US$を支出する計画であると発表した。

 基準が強化されるのは二酸化硫黄(SO2)の排出許容量で、現行の80 μg/㎥から20 μg/㎥へと強化されることになっている。

 この基準に関して、同社は、銅の製錬所におけるSO2排出量を20 μg/㎥以下とする技術は世界中どこにも存在せず、操業が立ち行かなくなると訴えていた。

 この訴えにより環境省は、操業継続の条件として、製錬所のオペレーターはSO2排出量を20 μg/㎥以下とする技術が存在しないことを示す報告書を環境省に提出すること、また製錬所は、常に利用可能な技術の継続的な見直しを行い、排出量の目標や期間を定めた排出量管理プランを策定しなければならないことを定めた。

 これを受けて同社は、当面現行の80 μg/㎥を、天候の如何に関わらず最大排出量として厳守しつつ操業する計画書を提出し、その一方で、技術改良に3.5億US$を支出することを発表した。

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