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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アンチモン ベースメタル レアメタル
2013年8月29日 北京 篠田邦彦

中国:錫・アンチモン・水銀等の汚染物質排出を厳しく規制へ

 安泰科によれば、中国環境保護省はウェブサイトで「錫・アンチモン・水銀工業の汚染物質排出基準(第2回意見募集稿)」(以下、意見募集稿)を公表した。第1回目の意見案と比べかなり大きな修正を行い、水質汚染物質特別排出制限値及び大気汚染物質特別排出制限値を新たに付け加えた。

 第1回目の意見募集案は、2008年3月に公表され、現在から5年の隔たりがある。同基準の作成は2003年から始められ、環境汚染の防止、生態環境バランスの維持、人間の健康保護を目的とし、非鉄金属工業の汚染物質排出を規制し、非鉄金属産業の生産技術・設備及び汚染抑制技術の進歩を促すものである。

 作成作業を開始してから10年間で、錫、アンチモン、水銀を含む非鉄金属産業は急速に成長している。国家レベルの汚染物質排出基準がないため、非鉄金属産業は重大な環境汚染源となり、汚染事故も頻発している。

 同意見書は、錫・アンチモン・水銀の採掘・選鉱及び製錬企業が生産過程において排出する水質汚染物質及び大気汚染物質に対する排出制限値、観測・監視規制基準を明確に設定した。特に深刻な水質汚染問題が発生しやすく、特別な保護措置をとる必要がある地域、及び深刻な大気汚染問題を抱えている地域での錫、アンチモン、水銀及びその化合物の廃水及び廃棄ガスへの排出制限値を明確に定めた。

 そのほかに、アンモニア態窒素、COD(化学的酸素要求量)、六価クロム等18項目の水汚染物質及び二酸化硫黄、フッ化物、粒子状物質など11項目の大気汚染物質に対しても制限値を設定している。

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