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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アンチモン レアメタル タングステン
2013年9月9日 北京 篠田邦彦

中国:国土資源部2013年レアアース・タングステン・アンチモン鉱石採掘総量規制指標に関する通知

 2013年9月5日に、国土資源部により2013年レアアース・タングステン・アンチモン鉱石採掘総量規制(公文番号:国土資発「2013」100号)が通知された。内容は以下のとおり。

 各省・自治区・直轄市の国土資源主管部門:

 優位性のある鉱物資源の保護と合理的利用のため、「全国鉱物資源計画(2008-2015年)」及び「国土資源部による採掘総量規制鉱種指標の暫定管理方法の発表に関する通達」(国土資発「2012」44号)の要求に基づき、中国国土資源部が研究により、2013年度レアアース、タングステン、アンチモン鉱石採掘総量規制指標を定めた。そのうち「2013年度タングステン、アンチモン、レアアース鉱石採掘総量規制指標(第1期)に関する通知」(国土資庁函(2012)1427号)で下達された第1期分指標が含まれている。関連事項は以下のとおり。

一、 2013年度全国レアアース鉱石(レアアース酸化物REO)採掘総量規制指標を9万3,800 t、そのうち、イオン吸着型希土類鉱石(中・重希土が主要対象)の採掘指標を1万7,900 t、岩鉱型(軽)希土類鉱石指標を7万5,900 tとする。タングステン精鉱(三酸化タングステン含有量65%)の採掘総量規制指標を8万9,000 t、そのうち、主要採掘指標を7万1,000t、総合利用指標を1万8,000 tとする。アンチモン鉱石(金属量)採掘総量規制指標を9万8,000 t、そのうち、主要採掘指標を7万5,360 t、綜合利用指標を2万2,640 tとする。

省別(自治区別)のレアアース、タングステン、アンチモン鉱石採掘総量規制指標は添付書類を参考とする

二、 アンチモン鉱石の綜合利用指標を省(自治区)別に配分しない、各地方政府は、アンチモン総合利用企業における生産規制を真剣に指導し、規定に基づき生産状況を報告する。

三、 工事建設プロジェクトを実施する際にレアアース資源を発見した場合、省レベルの国土資源主管部門は、稀土資源の回収利用または備蓄を手配しなければならない。工事建設プロジェクトにおけるレアアース資源の回収利用を採掘指標に取り入れ、かつ厳しく監督管理しなければならない。

四、 直ちに指標を配分し、責任を具体化する。省レベルの国土資源主管部門は、国土資発「2012」(44号)文書の規定に基づき、指標の配分及び下達する業務の実施に力を入れる。市、県、鉱産企業などすべてのレベルの機関が責任を持って指標を遵守するように求め、指標の配分及び実施状況を公示した後、国土資源部に報告すること。指標を下達した30作業日以内に同省(区)の指標の配分を公示した後、国土資源部に報告すること。県クラスの国土資源主管部門は、鉱山企業と責任範囲の契約を行い、権利、義務及び違約責任を明確にすること。

五、 統計報告及び監督検査を強化する。採掘権者は、レアアース月間報告、タングステン・アンチモン四半期報告書制度を徹底的に実施し、ネット上での報告を速やかかつ正確的に行う。地方の各クラスの国土資源主管部門は、レアアース、タングステン及びアンチモン鉱石の主要採掘指標の実施状況への監督検査・検証を徹底的に強化する措置をとる。

六、 アンチモン鉱石の探査、採掘登録は一時的な中止をしない、規定した手順及び要求に基づき取り扱うことができる。アンチモン採掘権を新規に設立した場合、採掘総量規制の要求に適合しなければならない。

七、 2014年6月30日まで、下記の場合を除き、レアアース鉱石、タングステン鉱石及びアンチモン鉱石の探査、採掘に関する新規登録申請を受理しない。新規設立したレアアース鉱石・タングステン鉱石の採掘権については、採掘総量規制、生産能力バランスの要求に合致しなければならない。

(一) 国務院が許可した重点プロジェクト及び中央地質探査基金(回転資金)あるいは省級レベルの地質専用資金を使用する一般調査と必要な詳細調査プロジェクト。中央地質探査基金あるいは省級レベルの地質専用資金を使用したレアアース鉱石及びタングステン鉱石の探査プロジェクトで、既に省級鉱産資源計画に盛り込まれ、かつ国土資源部により許可された場合、下付する予算書類をもって国土資源部に申請し、計画に従い、探査権を設立する。省クラスの鉱産資源計画に盛り込まれていないプロジェクトについては、関連省庁により特別探査計画と探査権設立年度計画を作成し、国土資源部に報告し、認可された後、下付する予算書類にて国土資源部に探査登録を申請する。中央地質探査基金あるいは省級レベル地質専用資金を使用するプロジェクトについては、企業資金とすることができない、探査が完了した後、鉱産地で備蓄を行うこと、あるいは、国土資源部が市場の需給に基づき計画的に公開競争によって探査権を移転すること。

「企業統合、総量規制、採掘・備蓄の均衡、厳しい保護、自主的な権益保護、協調的な発展」を求めるレアアース管理の新規メカニズムの要求に基づき、国土資源部により許可された大規模な企業モデルプロジェクトについては、以上の規定を参照し、執行することができる。

(二) 省クラスの鉱産資源開発統合計画案により定められた統合鉱区において、既に探査権、採掘権を所有し、統合する必要がある場合

(三) 採掘権範囲内の資源が枯渇し通常の生産ができなくなった接続地域プロジェクト及び既存の生産システムで隣接している地域の拡張探査採掘を実施する場合

(四) 中央政府に関連した地域経済援助政策に基づき、国土資源部が関連省(自治区・直轄市)の人民政府と協議を締結し、支援する必要がある建設プロジェクト、また、中央政府が貧困支援地域の援助開発に対し支援方向を指定し、支援する必要がある建設プロジェクト

(五) 国家産業政策や鉱物資源計画、鉱業権の設置計画案または採掘総量規制の要求に適合し、省クラスの人民政府の要求または事情を説明する必要があり、支援する必要がある建設プロジェクト

八、 国土資源部は各地の国土資源主管部門の採掘総量規制指標の状況、月間報告及び四半期報告制度の状況に関して検査を行い、適時に指標の実施状況の検証を行う。各地の国土資源主管部門は、総量制限業務の実施中に生じた関連問題については、直ちに国土資源部に報告する。

2013 年レアアース・タングステン・アンチモン鉱石の採掘総量規制指標

順番
(自治区)
レアアース酸化物
(REO,t)

 

タングステン精鉱

(三酸化タングステン含有
量65%,t)

アンチモン

(金属量,t)
 

岩鉱型希
土類鉱石
(軽)
イオン型希
土類鉱石
(中・重希土)
主要採掘指標 綜合利用 主要採掘指標 綜合利用
1 内モンゴル 50,000   1,000 500   22,640
2 吉  林         100
3 黒竜江       1,100  
4 浙  江     300 150 100
5 安  徽     1,200   300
6 福  建   2,000 2,500 400  
7 江  西   9,000 34,350 3,400 660
8 山  東 1,500        
9 河  南       6,000 1,100
10 湖  北     300   200
11 湖  南   2,000 19,000 4,100 36,000
12 広  東   2,200 3,200 60 1,200
13 広  西   2,500 2,000 1,000 19,000
14 海  南       190  
15 四  川 24,400       200
16 貴  州         2,700
17 雲  南   200 5,250 750 7,000
18 チベット         1,200
19 陝  西       100 1,200
20 甘  粛     1,560 150 3,000
21 青  海     40 100 240
22 新  疆     300    
  留保         1,160  
小計 75,900 17,900 71,000 18,000 75,360 22,640
合計 93,800 89,000 98,000
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