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ニュース・フラッシュ

2013年9月16日 モスクワ 木原栄治

ロシア:RostecとICTグループ、レアアース回収に10億US$投資へ

 2013年9月12日付け地元報道によると、ロシア国営企業Rostec社とICTグループの合弁企業(TriArkMining社(注))は、レアアース開発に5年間で約10億US$を投資する予定である。TriArkMining社は、スヴェルドロフスク州にある国営Uralmonazite倉庫に保管された8万2,653 tのモナザイト精鉱の購入権を既に落札しており、2015年から7~8年間で同精鉱から約4万tのレアアースを回収する予定である。このモナザイト精鉱は、自動車産業や軍需産業向けの強力磁石の製造に利用される重希土類を多く含んでいる。

 ロシアのレアアース消費の約70%をエレクトロニクス分野、約25%を国営原子力企業Rosatom社が占め、5%は合金鋼添加剤として鉄鋼業で利用されている。このような中、ロシアのレアアース国家備蓄は枯渇しつつあると指摘されている。専門家によると、ロシアのレアアース年間需要は2020年には5,000~7,000 t、楽観的予測では約1万3,000 tに達すると予想されている。

 (注)TriArkMining社はレアアースの回収・処理企業として今年初めに設立され、ICTグループが過半数持分を有し、Rostec社の子会社RT Global Resources社が25%プラス1株、投資ファンド(名称は非開示)が25%マイナス2株をそれぞれ所有している。

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